麻酔でお産が伸びる?

硬膜外鎮痛法が麻酔による無痛分娩に有効であることがわかった当初は、痛みを取り除くために、がっちりと麻酔を行なうことが、「無痛で産みたい」と望む妊婦さんの要望に応えるものでした。


ところが、手術に使うようながっちりとした麻酔を分娩のきわめて早い時期から行なうと、分娩に要する時間が延びる可能性もありました。


このがっちりとした深い麻酔は、濃度の濃い局所麻酔を大量に使います。


薬を大量に入れて広範囲の神経をブロックすると、子宮の収縮にも麻酔が効いてしまって弱くなります。


しかし、子宮の収縮を伝える神経は、陣痛を伝える神経より薬に抵抗を示すため、薄い濃度では陣痛だけが軽減され子宮の収縮はあまり影響されません。


硬膜外鎮痛法による無痛分娩が世の中で始まった当初は、濃度の濃い薬を使用していたので、陣痛とともに子宮収縮も弱くなっていたのです。

最近では、局所麻酔薬そのものの濃度も、薄いものを用いても痛みがとれることがわかってきました。


さらに、局所麻酔薬に麻薬を加えることで、局所麻酔薬自体の濃度を下げ、鎮痛効果を維持、改善できることがわかってきました。


したがって、硬膜外麻酔を使うことによって分娩時間が延びる可能性は、ほとんどなくなったといってよいでしょう。

しかし、このような必要最小限の薬を使うためには、産婦さん側の理解も必要となります。

7月18日に関するちょっとした豆知識についても掲載しておきます。7月18日は何の日か知ってますか?


実は、7月18日は光化学スモッグの日です。1970(昭和45)年、東京都杉並区で日本初の光化学スモッグが発生した。立正高校で体育授業中の生徒が突然目の痛みや頭痛等を訴えて倒れ、四十数人が病院へ運ばれた。東京都公害研究所は、車の排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)が紫外線によって有毒な物質に変化して起こる「光化学スモッグ」であると断定した。
毎月18日の記念日を知ってますか?


18日は北海道清酒の日です。「いっ(1)ぱい(8)」(一杯)の語呂合せ。


ついでに、7月18日の歴史上の出来事についても紹介します。


1956年の7月18日、東京都で「深夜喫茶取締条例」が可決。1957年の7月18日、邦画6社が監督・俳優の引き抜き防止協定を締結


ちなみに、7月18日が誕生日の有名人には
日野草城(俳人)、
第27代式守伊之助(相撲/立行司[元])、
R.ホフマン(米:化学者, 化学反応過程の電子状態を研究)、
金子哲夫(衆議院議員(社民党))、
ニック・ファルド(英:ゴルフ)、
森野熊八(料理人)、
福島陽子(タレント)、
附田雄剛(スキー(モーグル))
などがいます。

詳しいことが知りたい方は何の日Anniversaryへ。また、Yahoo!きっず今日は何の日なんかもいいですよ。


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